ちょっと前の記事で高校中退から大学に行く方法とかほざいてた僕だけど、大学を卒業して今に至り、改めて大学の必要性について考えてみたのでここに書き記そうと思う。forestweb.hateblo.jp
ちなみにサムネは僕が卒業した立命館大学のびわこ草津キャンパス。
盲目的に推奨される大学進学
大学・短期大学進学率が60%に迫っている昨今、半分以上の高校生が進学していることになる。
周りの大人や世間の人間は「とりあえず大学に行け」と言うだろう。それは今の日本がまだまだ学歴社会で、大卒と高卒では圧倒的に待遇も違う、ということが挙げられるからだ。
僕も進学した理由は全く同じで、高校を辞めた後は中卒になってしまうため、大卒の肩書きが欲しかったというのがある。
しかしそれは本当に正しいのだろうか。確かに学歴は重要で、海外で働く際も学位を持っていないと就労ビザが取れないと言ったことは多々ある。
ただ日本の今の大学の現状は、もちろん全てとは言わないが教育の質がかなり低下していると思う。
これは学ぶ側の学生に問題があって、大して意欲もないのに学歴欲しさにとりあえず大学に進学する人間が多数いるからだ。俗にいうFラン大学(入試倍率が1を切っていたり、偏差値が極端に低い大学群のことを指す)では下手すれば中学生の試験範囲で講義を行うことも珍しくないという。
果たしてこういった大学に進学する価値はあるのだろうか。大学とは同じ志を持った人間が集まりやすい場所だ。そんな低レベルの学校には志もクソもないんじゃないか?と疑問に思ってしまう。
大学に進学する必要性
上記に述べたように、必ずしも大学に進学する必要はないと僕は思う。
例えばただ漠然と大学に進学するだけなら、高校を卒業してすぐ海外に飛び、現地で営業経験を積んで多言語話者になった方がよっぽどいいだろう。
また特殊な例ではあるけど、藤井棋聖のようにすでに能力に秀でている人はそもそも進学する必要性もないと思う。
自分がどこで何を学びたいかがハッキリしている人にこそ、大学進学という道が活きてくるのではないかと考える。
僕は上記にも書いたように学歴欲しさに進学した節があったので、そもそも学部の勉強に打ち込まなかったし成績も悪かった。
今は少し後悔しているし、やはり自分が主体性を持って臨む姿勢が一番重要だったということを身に染みて痛感している。
「大学選び」より「学部選び」
これは声を大にして言いたい。「どの大学に入るか」より「どの学部で学ぶか」の方が圧倒的に重要。
大学名にこだわりがちなのはすごく分かる。僕もそうだったし。
ただどんな大学に進学したとしても、そこで学んでる学問が面白くなければ通う意味など皆無だと思う。
そもそも経済学とか法学を心の底から学びたい!って人間は少ないと思う。とりあえず有名な学部に進学すればいいか、ではなく「自分が何を学びたいのか」を主体的に考えて学部選びをすることが非常に大切だと考える。
方向性を決めることが重要
何事もこれに尽きる。
とにかく自分が何をやりたいのかを明確にしなければ時間もお金も無駄になってしまう。
だから最初の方向決めはすごく重要だし、仮にあとで方向性が間違っていたなとなっても、熟考した結果の行動なら後悔も少ないだろう。
危ないのは漠然と考えて行動することだと強く痛感する。
今進学を志している人に伝えたいこと
大学に行くこと自体は全く悪くないし、学びたい学問があるならむしろ進んでいくべきだ。
だけど「とりあえず進む」だとか「世間の目が気になるから」と行った理由で進学することはオススメしない。
さいごに
もちろん、大学には自分が何をしたいのか考える場所という意味合いもある。
だからこの記事で言いたいのは(意欲もなく漠然と考えてる人間は)大学になんて行かなくていい、になる。
まあ僕がそうだったからね。僕は大学に行ったことを全く後悔してないけれど、行かない方がお金や時間の節約にもなるんじゃないかな。その分を他の有意義な事柄に回せばいいわけで。
そんな感じ。それではまた。